煎り立ての珈琲豆をお届けします。年頭お喜びのこのごろにゆーあの珈琲はいかがですか? |
こんにちは。
2025年1月
新春の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
愛妻はデパートなんかへ。
ファッションに疎い僕は、隣にいたところで手持ち無沙汰。
なので、ここは別行動で2時間後に落ち合いましょう。
さて、栄でひとりぼっちとなったが何したものか。
とにかく行くあてもなく歩いてみよう。
あれっ、意外や歩くのって心地いい。
ということで、月イチのペースで名古屋に出かける度に、ウオーキングを楽しむようになりました。
昨年末も同様に、栄を出発して大須をぶらぶらするのもいいか。
いや、もう少し足を伸ばして鶴舞へ。
鶴舞は母の実家があって、僕の聖地でもありました。
お正月なんて親戚一同が集まり、年賀の挨拶をして、お年玉をもらったところで、おせち料理を囲みわいわいがやがや大騒ぎ。
今は、叔父が建てたアパートとなり、隣近所も昔の面影がありませんでした。
“もう、あの公園もないだろうな”…なんて、通りを数百メートル進ませると、なんとビルとビルの間にどんぐり広場がありました。
わいわいがやがや大騒ぎの宴会に飽きた僕たち子どもが遊んだどんぐり広場。
40年前と変わらない広場が目の前にある。
いいや、小さい(驚)。
高くてあんなに怖かった滑り台のてっぺんが、僕の手を伸ばした程度の高さ。
そうか、40年前から変わってしまったのは僕なんだと実感しました。
さてそろそろに戻ろうかと、鶴舞古書店街を通り、栄へと戻って愛妻と合流。
2人はリフレッシュした翌日に、「珈琲のあるおもてなし。」です。
次は、早足で東山動植物園までGo For A Walk!?..
2024年12月
歳晩の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
“とにもかくにも、地球の裏側に気をつけて行ってらっしゃい”。
WebShopで珈琲豆の注文があったのは、先月中旬のこと。
ご注文の主は横浜在住なのに、送り先は北海道の阿寒湖にあるカフェでした。
焙煎したての珈琲豆を梱包して発送の準備は完了。
発送前に不備が見つかり電話で連絡したところ、元気な声の応答あり。
手短かに要件を伝えたところで、”実は私、ペルーへ行くんですよ(笑)”。
聞かされた僕はただただ、ええええええー!?って驚くばかり。
そして返した言葉が、“地球の裏側に気をつけて、行ってらっしゃい”です。
翌日届いたメールで事の次第がようやく判明しました。
彼女の注文した珈琲豆は、ペルー G1 サン・イグナシオ。
G1はグレードで、イグナシオは産地です。
「イグナシオ」「コーヒー」をキーワードに検索するとゆーあがヒット。
彼女はJICA海外協力隊としてペルーのイグナシオへ出立する前に、
阿寒湖にある大好きなご夫婦が営むカフェへと立ち寄って、
赴任先の珈琲を喫茶の時間で楽しむために、珈琲豆を注文したのでした。
海外協力隊としての活動は、林業・森林保全。
お会いしたことがありませんが、林学のスペシャリストとして、
フル回転で活躍する様が目に浮かびます。
なんとも、彼女の人生謳歌に魅了され、清々しい気持ちになりました。
メールの文末には、「任期を終えて帰国したら、そちらにも遊びに行きます! 」。
お会いできる2年後が、楽しみで仕方ありません。
ペルーの生豆が欠品間近となりました。
ペルー G1 サン・イグナシオ1袋を再注文したばかりです。
2024年11月
晩秋の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
それは、6ヶ月前のこと。
端午の節句を祝おうと、愛妻が恒例のように、
おやつに柏餅とちまきを準備してました。
夜には、ちらし寿司っ。
今年もとってもご機嫌な日を迎えました。
”今日はこれっ(笑)”とは朝、喫茶にご来店の馴染みの紳士です。
いつも、スイーツを話題に花を咲かせる彼から、
愛顧にしている和菓子舗のちまきが届きました。
さらに30分後に、幼馴染みからおすそ分けだとお饅頭が到着。
甘いもの好きな僕にとっては、なんともうれしいスペシャルデーです。
お昼ごはんは、急きょ変更してちまき。
そしておやつに柏餅とちまき。
夕餉にちらし寿司を馳走になってから、デザートにお饅頭をお腹に招きました。
満足、満足としばらく仰向け寝そべった後、立った瞬間に異変が。
ぐるんぐるんとめまいはするわ、冷や汗が出るわ。
”あれほど、言ったのにーっ!!”…。
愛妻の雄叫びですっかり改心しました。
以来、甘いものはほどほどに節制です。
それから、体調を整えるための手段として、眠る前に養命酒を一杯。
小学生のころ、深夜に”眠れなーい”と泣きわめく僕に、
両親がひとなめさせた養命酒が40数年ぶりに復活です。
お酒に弱いのも手伝って、ものの数分で夢の中…。
さて、ようやく、ようやくに秋めきました。
あんぱんが2つありますが、ここは我慢して食後にひとつ。
それから読書や映画鑑賞なぞを楽しみましょう。
養命酒を一杯の後の消灯は、先月よりも1時間遅れです。
Hot珈琲の好季節。
僕の快眠中に、皆さんには「珈琲のある秋の夜長。」を過ごしてほしいところ。
ただし、朝寝坊にはご注意ください(笑)。
2024年10月
仲秋の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
“よよよよよ、よんひゃくえん(驚)…。
僕の時代は、120円でした。
それは、遠足のおやつ代。
今の相場をネットで調べて、426円とわかれば、驚くのも当然でしょう。
遠足の前日に、友達を待ち合わせて駄菓子屋さんへ行き、並んだお菓子を品調べ。
10円、20円のお菓子を吟味して選んだもの。
僕の外せないお菓子はベビースターとチロルチョコ。
当時はそれぞれ30円と10円だったか。
1979年に世に出たうまい棒。
それは、僕が小学校を卒業したころに駄菓子の定番となりました。
当時、うまい棒は10円で駄菓子の優等生中の優等生。
小学時代に出会ったなら、真っ先に選ぶお菓子に違いない。
しかしながら今、うまい棒は値上げのうねりに巻き込まれて15円に(泣)…。
原材料に諸々の経費、賃金なんかも上がる、上げるばかりで、下がったなんて話聞いたことありません。
顧客の満足、社員の幸せ、売上の向上を追いかける真心ある企業。
値上げに至ったのに、理解を示すだけじゃなく、エールを贈ろうぞ(笑)。
さて、ゆーあ。
今月より珈琲豆を値上げすることとなりました。
決して”大胆に”ではなく、”ほんの気持ち”程度の値上げにしたつもり。
皆さま、どうぞご理解をお示しください。
お願いしたき事柄を述べたところで、遠足へと出かけましょうか。
ベビースターにチロル、そしてうまい棒。
おやつをちゃんと予算内に抑えました。
おっと、忘れていけない。
持参すべきは珈琲、珈琲(笑)。
2024年9月
初秋の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
“はて?”はあまり、使うことはありません。
でも、納得していなくても、つい口にしてしまうようになりました。
”なるほど”…。
朝の連ドラ『虎に翼』はいよいよ最終回を迎えます。
その次は、橋本環奈ちゃん主演の『おむすび』で、 そのまた次は『あんぱん』で主演が今田美桜ちゃん。
“10月に故郷へ戻ることにしました”。
幼夫婦とは2年ほど前、ゆーあに初来店からしばらく、一切お話することはありませんでした。
やがて、ひと言ふた言。
ようやく親しくなりはじめたばかりなのに、残念でなりません。
でも子宝に恵まれ、晴れて故郷に帰ることに諸手を挙げて歓送しましょうっ。
地元にだって有名な珈琲Shopがあるけれど、 ”珈琲豆をネットで注文します”って言葉を信じていいの!?…。
さて、朝の連ドラ。
『あんぱん』の次に『ばけばけ』の放送が決定しました。
明治時代の文豪、小泉八雲がモデルとなる人物の妻がヒロインです。
おどろおどろしい怪談話にびくびく、 そして異国人の八雲とともに生きるヒロインの愛情に心撃たれるに違いない。
さて、舞台は島根。
地元に戻っても、殿方はバリバリに働いているかな、
写真と言葉遊びの大好きな奥方は、あちらでも作品展を開いているかな。
酒豪の2人は赤ちゃんを寝かせた後、寡黙に呑んでいるかな。
ドラマにどっぷりハマりながらもそんなことを思うのでしょう。
おっと、ネットに珈琲豆の注文あり。
やっぱり、社交辞令じゃなかったっ(笑)。
2024年8月
季夏の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
“あんた、スタンドの店長に似とるわ”。
数年前、初来店のおじさんから喫茶の帰り際に言われたことがあります。
そして、顔に何かついているのかな。
まじまじと僕を見ていた数人のおばあちゃんの1人からは、 ”私のかかりつけの先生にそっくり。
あんたらもそう思わん?”とも。
ガソリンスタンドの店長も、内科の先生も僕だったら驚きです(笑)。
一度、お二方に会ってみたいもの。
先月、雨の降りしきる夕暮れにご来店の青年も、 やたら僕の顔をじーっと見ていました。
ご一緒にお越しの彼女にひと言ふた言話して、2人一緒に納得顔。
そしてお会計どきとなって、ある著名な人物にそっくりだと言われ、
思わず”うそだー”って叫んでしまいました。
その人物とは、御年93歳で今も活躍している詩人で翻訳家のお爺さま。
きっと皆さんも名前を聞けば、ご存知でしょう。
青年は、彼の愛読者で尊敬の念を抱いているのがひしひしと感じました。
似ていると思い込んでいる僕への眼差しまでがそんな感じでしたもん(笑)。
彼らが家路へと向かう頃、やたらメディアに登場しないその人物をネットで検索。
晩年の写真が多くありましたが、どれも意外や結構似ていたりもする!?...。
読書家ではないので、猛暑のつづく8月はスルー。
秋の夜長を迎え、ようやく読もうと思う僕に尊敬の念は抱かないか(苦笑)。
ということで、少し先で「珈琲のある読書。」に谷川俊太郎の詩集をめくるっ。
2024年7月
盛夏の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
今回は、郷土の文化や歴史について勉強不足につき、 曖昧な思い出話だと思ってお読みください。
我がまちには、弘法大師を祀った祠(ほこら)がいくつか点在しています。
小学低学年のころ、弘法大師の誕生を祝う催しの日には、
学校から帰るなり、小銭をポケットに詰め込んで、たくさんの祠まわり。
祠に隣接する小さなお堂でおしゃべりしているおじちゃんおばちゃんから、
”ありがとう”って、お供えした小銭の10倍ほどの駄菓子をもらえました。
弘法大師の誕生日=お菓子を集める日。
そう思っていた僕は、やっぱり字は達筆ではありません(苦笑)。
祠をまわる催しは、高学年となったころにはなくなってしまいました。
ゆーあご愛顧の紳士は、祖父母の代から祠のひとつをお世話してきた人物です。
彼は、後継者の負担を考えに考えた末に、祠の撤去を決断。
今、近所の皆さんと一番いい祠仕舞いを模索中だと言っていました。
これも世の中の流れか。
致し方ないのかもしれないけれど、残念でならない。
僕は、すっかりおじちゃんと言われる歳ごろとなってしまいました。
でも、もし。
もしも、弘法大師の誕生日を祝う催しが復活したならば、
小さなお堂でおしゃべりする側でなく、全部の祠をまわるでしょう。
えっ、「珈琲のあるおもてなし。」は!?って、夕方から臨時でお休み。
小学生と一緒になって練り歩くに違いないっ。
ちっぽけなまちのちっぽけな伝統行事とも言えない催しは、
もう遠き思い出として心の中に残していくしかありません(泣)。
2024年6月
立夏の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
叔母さまが珈琲豆を求めてご来店。
愛娘も一緒なので、ちょっと喫茶の時間も楽しむのでしょう。
叔母さまとは、ユキコさんのこと。
かと言って、僕は”叔母さま”とか、”ユキコさん”と呼びかけたことはありません。
でも、ここではユキコさんとお呼びしましょう。
愛妻方の叔母にあたるユキコさん。
彼女にはゆーあのオープン当初より、お越しいただいています。
最初は喫茶のみでしたが、やがて我が家の珈琲にもお求めに。
今はもっぱらマラウィの珈琲を好んでご愛飲です。
姪っ子想いのユキコさんは、愛妻が学生時代にアルバイトする先々にお立ち寄り。
叔母の顔を見るたびに元気をもらったと愛妻は言っています。
さて、ゆーあの喫茶で談笑する面々は叔母と愛娘、そして愛妻の3人。
僕は特別共通の話題もなく、弾き出されますが、それはごくごく自然なこと。
3人仲睦まじく談笑するのが一番でしょ。
そんなわけで、僕はユキコさんとは、”いらっしゃいませ”とか、
”ありがとうございます”程度の挨拶だけですが、それがごくごく普通でいい。
でも、いつも”やさしかった”と愛妻のいうユキコさんの殿方とは、
きっと相性が抜群だったんだろうなってずーっと思っています。
”おぅっ”からはじまり、趣味のことや珈琲の蘊蓄なんかを語り尽くしているかも。
2人の談笑に誰すらも参加する余地などないに違いない!?...。
さぁ、そろそろユキコさんがご来店の予感。
マラウィの珈琲豆を焙煎してお待ちしましょっ。
いらっしゃいませ(笑)。
2024年5月
若葉薫る好季節となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
言うまでもなく、ゆーあは自家焙煎Shopです。
なのに、”やったー!!”って歓声があがるのは何故ゆえに!?...。
それは、馴染みの紳士が持ち込むダンボールアートで遊ぶお客さまの声でした。
ゴルフにスマートボール、ワニワニパニック...。
ダンボールのゲーム版がゆーあにやってきます。
介護職員としてご活躍の紳士は、施設に持っていく前に、
ゆーあにご来店の皆さんから作品のご意見を聞くためにと、
しばらく、喫茶のスペースにあるわけです。
2人のちびっ子がお父さんお母さんを連れて、珈琲豆を求めてご来店。
彼らはまんまるした目で、フィッシングゲームをみていました。
ほかのお客さまもいないことだし、一緒に遊びましょ。
竿の釣り針が磁石で、クリップの着いたおさかなを釣り上げます。
さぁ、2分間でどれだけ釣れるかな。
レッツ・フィッシング!!
1回だけねって言ったのに、案の定”ねぇもう1回、もう1回”と催促するわな。
”OK、OK”、時間の許すまで、何回もキャッチ&リリース。
”よく、そんなにもちびっ子と遊んでいられるね”って言われます。
童心の心があるのも事実かもしれませんが、大人の僕には別の目的あり。
今、珈琲は好きじゃないという2人でも、
大人になったら大好きな珈琲豆を求めてご来店があればと、
かなりのサービス精神でへとへとになるまで頑張っているのだーっ!!
なになに、もう1回!?...。
よし、次はゆーあ近くの境川緑道公園で悠々と泳ぐ鯉のぼりを釣りあげようぞ。
2024年4月
春陽の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ 我が衣手は 露に濡れつつ-
高校時代に、古典で百人一首のテストがありました。
一から丸暗記するのが常套の手段。
百ある最初の一首が『秋の田の』だから、忘れては振り出しに戻っているので、
これだけは今も完璧に覚えているわけです。
先月、一宮市にある和菓子舗の明やさんのお招きで、
『奥の細道と百人一首を語る会』に参加しました。
愛知県カルタ協会の会長が、奥の細道の松尾芭蕉にまつわる裏話や
百人一首のユーモラスな一面を語り尽くす茶話会。
大河ドラマ『光る君へ』の主人公、まひろと道長の歌と時代考証もまじえての
楽しい時間がはじまりました。
古典が赤点だった僕でも面白いっ。
そして会が盛り上がったところでひと休み。
退座して、持参した珈琲豆と器具をセットして淹れた珈琲をご参加のみなさんにおもてなしです。
いつもの場所で淹れていないので不安でしたが、上々の出来。
なんて自画自賛か(笑)。
休憩も盛り上がったところで、見事にカルタ会長へバトンタッチできました。
珈琲をご愛飲しながら語る会長、前半より饒舌になっていませんか?
春の夜に 団子に誘われ 昔の会 我もひとりの歌人となるかな-
百一人一首だったら、最後の1人が僕だとばかりに試みました。
藤原定家さんったら見向きもしない(笑)。
だったら、珈琲を淹れてふり向かせるまでっ↑。。。