煎り立ての珈琲豆をお届けします。秋色深きこのごろにゆーあの珈琲はいかがですか? |
こんにちは。
2024年10月
仲秋の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
“よよよよよ、よんひゃくえん(驚)…。
僕の時代は、120円でした。
それは、遠足のおやつ代。
今の相場をネットで調べて、426円とわかれば、驚くのも当然でしょう。
遠足の前日に、友達を待ち合わせて駄菓子屋さんへ行き、並んだお菓子を品調べ。
10円、20円のお菓子を吟味して選んだもの。
僕の外せないお菓子はベビースターとチロルチョコ。
当時はそれぞれ30円と10円だったか。
1979年に世に出たうまい棒。
それは、僕が小学校を卒業したころに駄菓子の定番となりました。
当時、うまい棒は10円で駄菓子の優等生中の優等生。
小学時代に出会ったなら、真っ先に選ぶお菓子に違いない。
しかしながら今、うまい棒は値上げのうねりに巻き込まれて15円に(泣)…。
原材料に諸々の経費、賃金なんかも上がる、上げるばかりで、下がったなんて話聞いたことありません。
顧客の満足、社員の幸せ、売上の向上を追いかける真心ある企業。
値上げに至ったのに、理解を示すだけじゃなく、エールを贈ろうぞ(笑)。
さて、ゆーあ。
今月より珈琲豆を値上げすることとなりました。
決して”大胆に”ではなく、”ほんの気持ち”程度の値上げにしたつもり。
皆さま、どうぞご理解をお示しください。
お願いしたき事柄を述べたところで、遠足へと出かけましょうか。
ベビースターにチロル、そしてうまい棒。
おやつをちゃんと予算内に抑えました。
おっと、忘れていけない。
持参すべきは珈琲、珈琲(笑)。
2024年9月
初秋の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
“はて?”はあまり、使うことはありません。
でも、納得していなくても、つい口にしてしまうようになりました。
”なるほど”…。
朝の連ドラ『虎に翼』はいよいよ最終回を迎えます。
その次は、橋本環奈ちゃん主演の『おむすび』で、 そのまた次は『あんぱん』で主演が今田美桜ちゃん。
“10月に故郷へ戻ることにしました”。
幼夫婦とは2年ほど前、ゆーあに初来店からしばらく、一切お話することはありませんでした。
やがて、ひと言ふた言。
ようやく親しくなりはじめたばかりなのに、残念でなりません。
でも子宝に恵まれ、晴れて故郷に帰ることに諸手を挙げて歓送しましょうっ。
地元にだって有名な珈琲Shopがあるけれど、 ”珈琲豆をネットで注文します”って言葉を信じていいの!?…。
さて、朝の連ドラ。
『あんぱん』の次に『ばけばけ』の放送が決定しました。
明治時代の文豪、小泉八雲がモデルとなる人物の妻がヒロインです。
おどろおどろしい怪談話にびくびく、 そして異国人の八雲とともに生きるヒロインの愛情に心撃たれるに違いない。
さて、舞台は島根。
地元に戻っても、殿方はバリバリに働いているかな、
写真と言葉遊びの大好きな奥方は、あちらでも作品展を開いているかな。
酒豪の2人は赤ちゃんを寝かせた後、寡黙に呑んでいるかな。
ドラマにどっぷりハマりながらもそんなことを思うのでしょう。
おっと、ネットに珈琲豆の注文あり。
やっぱり、社交辞令じゃなかったっ(笑)。
2024年8月
季夏の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
“あんた、スタンドの店長に似とるわ”。
数年前、初来店のおじさんから喫茶の帰り際に言われたことがあります。
そして、顔に何かついているのかな。
まじまじと僕を見ていた数人のおばあちゃんの1人からは、 ”私のかかりつけの先生にそっくり。
あんたらもそう思わん?”とも。
ガソリンスタンドの店長も、内科の先生も僕だったら驚きです(笑)。
一度、お二方に会ってみたいもの。
先月、雨の降りしきる夕暮れにご来店の青年も、 やたら僕の顔をじーっと見ていました。
ご一緒にお越しの彼女にひと言ふた言話して、2人一緒に納得顔。
そしてお会計どきとなって、ある著名な人物にそっくりだと言われ、
思わず”うそだー”って叫んでしまいました。
その人物とは、御年93歳で今も活躍している詩人で翻訳家のお爺さま。
きっと皆さんも名前を聞けば、ご存知でしょう。
青年は、彼の愛読者で尊敬の念を抱いているのがひしひしと感じました。
似ていると思い込んでいる僕への眼差しまでがそんな感じでしたもん(笑)。
彼らが家路へと向かう頃、やたらメディアに登場しないその人物をネットで検索。
晩年の写真が多くありましたが、どれも意外や結構似ていたりもする!?...。
読書家ではないので、猛暑のつづく8月はスルー。
秋の夜長を迎え、ようやく読もうと思う僕に尊敬の念は抱かないか(苦笑)。
ということで、少し先で「珈琲のある読書。」に谷川俊太郎の詩集をめくるっ。
2024年7月
盛夏の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
今回は、郷土の文化や歴史について勉強不足につき、 曖昧な思い出話だと思ってお読みください。
我がまちには、弘法大師を祀った祠(ほこら)がいくつか点在しています。
小学低学年のころ、弘法大師の誕生を祝う催しの日には、
学校から帰るなり、小銭をポケットに詰め込んで、たくさんの祠まわり。
祠に隣接する小さなお堂でおしゃべりしているおじちゃんおばちゃんから、
”ありがとう”って、お供えした小銭の10倍ほどの駄菓子をもらえました。
弘法大師の誕生日=お菓子を集める日。
そう思っていた僕は、やっぱり字は達筆ではありません(苦笑)。
祠をまわる催しは、高学年となったころにはなくなってしまいました。
ゆーあご愛顧の紳士は、祖父母の代から祠のひとつをお世話してきた人物です。
彼は、後継者の負担を考えに考えた末に、祠の撤去を決断。
今、近所の皆さんと一番いい祠仕舞いを模索中だと言っていました。
これも世の中の流れか。
致し方ないのかもしれないけれど、残念でならない。
僕は、すっかりおじちゃんと言われる歳ごろとなってしまいました。
でも、もし。
もしも、弘法大師の誕生日を祝う催しが復活したならば、
小さなお堂でおしゃべりする側でなく、全部の祠をまわるでしょう。
えっ、「珈琲のあるおもてなし。」は!?って、夕方から臨時でお休み。
小学生と一緒になって練り歩くに違いないっ。
ちっぽけなまちのちっぽけな伝統行事とも言えない催しは、
もう遠き思い出として心の中に残していくしかありません(泣)。
2024年6月
立夏の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
叔母さまが珈琲豆を求めてご来店。
愛娘も一緒なので、ちょっと喫茶の時間も楽しむのでしょう。
叔母さまとは、ユキコさんのこと。
かと言って、僕は”叔母さま”とか、”ユキコさん”と呼びかけたことはありません。
でも、ここではユキコさんとお呼びしましょう。
愛妻方の叔母にあたるユキコさん。
彼女にはゆーあのオープン当初より、お越しいただいています。
最初は喫茶のみでしたが、やがて我が家の珈琲にもお求めに。
今はもっぱらマラウィの珈琲を好んでご愛飲です。
姪っ子想いのユキコさんは、愛妻が学生時代にアルバイトする先々にお立ち寄り。
叔母の顔を見るたびに元気をもらったと愛妻は言っています。
さて、ゆーあの喫茶で談笑する面々は叔母と愛娘、そして愛妻の3人。
僕は特別共通の話題もなく、弾き出されますが、それはごくごく自然なこと。
3人仲睦まじく談笑するのが一番でしょ。
そんなわけで、僕はユキコさんとは、”いらっしゃいませ”とか、
”ありがとうございます”程度の挨拶だけですが、それがごくごく普通でいい。
でも、いつも”やさしかった”と愛妻のいうユキコさんの殿方とは、
きっと相性が抜群だったんだろうなってずーっと思っています。
”おぅっ”からはじまり、趣味のことや珈琲の蘊蓄なんかを語り尽くしているかも。
2人の談笑に誰すらも参加する余地などないに違いない!?...。
さぁ、そろそろユキコさんがご来店の予感。
マラウィの珈琲豆を焙煎してお待ちしましょっ。
いらっしゃいませ(笑)。
2024年5月
若葉薫る好季節となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
言うまでもなく、ゆーあは自家焙煎Shopです。
なのに、”やったー!!”って歓声があがるのは何故ゆえに!?...。
それは、馴染みの紳士が持ち込むダンボールアートで遊ぶお客さまの声でした。
ゴルフにスマートボール、ワニワニパニック...。
ダンボールのゲーム版がゆーあにやってきます。
介護職員としてご活躍の紳士は、施設に持っていく前に、
ゆーあにご来店の皆さんから作品のご意見を聞くためにと、
しばらく、喫茶のスペースにあるわけです。
2人のちびっ子がお父さんお母さんを連れて、珈琲豆を求めてご来店。
彼らはまんまるした目で、フィッシングゲームをみていました。
ほかのお客さまもいないことだし、一緒に遊びましょ。
竿の釣り針が磁石で、クリップの着いたおさかなを釣り上げます。
さぁ、2分間でどれだけ釣れるかな。
レッツ・フィッシング!!
1回だけねって言ったのに、案の定”ねぇもう1回、もう1回”と催促するわな。
”OK、OK”、時間の許すまで、何回もキャッチ&リリース。
”よく、そんなにもちびっ子と遊んでいられるね”って言われます。
童心の心があるのも事実かもしれませんが、大人の僕には別の目的あり。
今、珈琲は好きじゃないという2人でも、
大人になったら大好きな珈琲豆を求めてご来店があればと、
かなりのサービス精神でへとへとになるまで頑張っているのだーっ!!
なになに、もう1回!?...。
よし、次はゆーあ近くの境川緑道公園で悠々と泳ぐ鯉のぼりを釣りあげようぞ。
2024年4月
春陽の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ 我が衣手は 露に濡れつつ-
高校時代に、古典で百人一首のテストがありました。
一から丸暗記するのが常套の手段。
百ある最初の一首が『秋の田の』だから、忘れては振り出しに戻っているので、
これだけは今も完璧に覚えているわけです。
先月、一宮市にある和菓子舗の明やさんのお招きで、
『奥の細道と百人一首を語る会』に参加しました。
愛知県カルタ協会の会長が、奥の細道の松尾芭蕉にまつわる裏話や
百人一首のユーモラスな一面を語り尽くす茶話会。
大河ドラマ『光る君へ』の主人公、まひろと道長の歌と時代考証もまじえての
楽しい時間がはじまりました。
古典が赤点だった僕でも面白いっ。
そして会が盛り上がったところでひと休み。
退座して、持参した珈琲豆と器具をセットして淹れた珈琲をご参加のみなさんにおもてなしです。
いつもの場所で淹れていないので不安でしたが、上々の出来。
なんて自画自賛か(笑)。
休憩も盛り上がったところで、見事にカルタ会長へバトンタッチできました。
珈琲をご愛飲しながら語る会長、前半より饒舌になっていませんか?
春の夜に 団子に誘われ 昔の会 我もひとりの歌人となるかな-
百一人一首だったら、最後の1人が僕だとばかりに試みました。
藤原定家さんったら見向きもしない(笑)。
だったら、珈琲を淹れてふり向かせるまでっ↑。。。
2024年3月
早春の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
僕には、甥っ子と姪っ子が7人います。
昨年の3月には、大学に1人と高校に1人、そして中学に2人が入学。
ぺらっぺらの懐から、かなりの金額がお祝儀になって飛んでいきました(泣)。
※(泣)で流したのは、うれし涙としてください(大泣)...。
連中からすると、僕たちはおじさんおばさんの立場。
でも、今までにおじさんおばさんなんて呼ばれたことは一度もありません。
なんで、”ゆうちゃん”とか”あっちゃん”と呼ばれるようになったのでしょう。
はじまりは、一番最年長の甥っ子が小さなころから”ゆうちゃん”と呼んだから。
そんな甥っ子も、今年で26歳です。
僕よりもはるかに学のある彼は大学院まで進み、昨年ようやく新社会人に。
アルファベット2文字に略されたカッコいい肩書きの職業に就き、
1年間は、リモートで在宅の仕事をこなしていましたが、
強い東京志向もあって、いよいよ今月引っ越しが決まりました。
そうか、そうか。行ってこい。
“ゆうちゃん、持ってくよ”。
いつもゆーあに来ては、数杯分の珈琲豆を持ち帰る甥っ子。
さすがに来月から頻繁にゆーあへ来ることはないから、 要望があれば送ってあげることにしよう。
いや、定期的でもいいか。
ただし、タダでなんて許さない。
出世払いも信用ならないので、代引きで送ってあげよう。
甥っ子よ、僕のぺらっぺらの懐を少しでも膨らませておくれ(笑)。
2024年2月
残寒の候となりました。
「珈琲のある生活。」をお過ごしですか?
皆さんが初来店の際に、何でゆーあを知ったのかお聞きしたでしょ。
先月末に初来店で、珈琲豆をお求めの淑女にも同じことを聞きました。
いつも取り寄せしている珈琲Shopが、急きょ臨時で休業することになり、
友人におすすめの珈琲Shopがここだと教えてもらったそうです。
少し時間があったので、休業している珈琲Shopについても尋ねてみると、 のっぴきならない事情がありました。
ゆーあの大先輩に当たる二三味珈琲は、全国的に有名で、 ぜひとも行ってみたい珈琲Shopのひとつ。
僕も元旦を過ぎて、二三味珈琲が気になりNetで調べてみたりしました。
珠洲の海岸に建つ舟小屋を改築した二三味珈琲。
現在は屋根も崩れ、焙煎機も倒れてしまい、 今は再開の目処すら立たないと淑女から聞きました。
ただ店主が存命で、Shopを再開させる強い気持ちがあるのが大きな希望。
希望を信じて待つ彼女はいっときの珈琲にゆーあの珈琲豆を選びました。
一度、二三味珈琲に足を運んでフリークとなった彼女の話を聞いて、
原田マハの小説に出てきそうな最果ての珈琲Shopにぜひ行きたいっ。
そんな想いがますます募りました。 能登が復興するそれほど遠くない日に、いつか必ず!!...。
2024年1月
迎春の候となりました。
「珈琲のある生活 。」をお過ごしですか?
放課後になって、ゆーあ近くの広場に小 学生たちが集まってきます。
鬼ごっこやらかけっこ、ひょっとしてだるまさんが転んだかな。
外で遊ぶ声が、日没前まで聞こえています。
事件が起こったのは、年末差し迫った土曜の朝のこと。
広場に集まるちびっ子たちがウロキョロしながら道を歩いているので、
最初は、今朝のお遊びはかくれんぼだとばかり思っていました。
”何かあったの? ”...。
一 本 、道を挟 んだ向こうにある家の猫が今朝戻ってきていないと聞き、みんなで探しているとのことでした。
のんびりこの辺りをお散歩する赤いスカーフがおしゃれな黒猫ちゃん。
確か昨日はお隣の庭に立ち寄るのを見たけど、今日は見ていない...。
”よしっ、僕が窓から見える畑の見張り役になって、見つけたらすぐに知らせるよ”。
ちびっ子全員が大きな声で、”ありがとうございます!!”。
さぁ、大捜査がはじまりました 。
結果、だれかが見つけたのか、猫が勝手に帰ってきたのかわかりません。
翌日に、お隣の庭に立ち寄るという2日前と同じ光景を見ました (驚)。
だれか、”見つかりましたー”って知らせてくれよぉ(笑)。
新年を迎えたころに、お騒がせ猫はどこで何をしてやがったか。
こたつを囲んで「珈琲のあるお正月」を過ごすご主人の元、
童謡のままにまーるくなっていたのでしょう。
- 2024.02.01
- 08:41
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